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産後の抜け毛はいつまで続く? 原因と今日からできるケア方法を解説
Clinic News
2026.04.02

産後の抜け毛はいつまで続く? 原因と今日からできるケア方法を解説

2026年4月2日

catlife –beauty

HAIRCARE

産後の抜け毛はいつまで続く?
原因と今日からできるケア方法を解説

正しい知識とセルフケアで、産後の不安を和らげる

2026.04.02

「シャンプーのたびに排水口がびっしり…」「前髪がスカスカになってきた…」――産後の抜け毛に不安を感じているママは、決して少なくありません。

赤ちゃんのお世話で忙しい毎日の中、鏡を見てショックを受けた経験がある方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、産後の抜け毛は一時的なもので、多くの場合は産後1年〜1年半ほどで自然に回復します。この記事では、産後の抜け毛がいつまで続くのか、その原因やピーク時期、そして今日から実践できる具体的なセルフケア方法までわかりやすく解説します。正しい知識を持つことで、不安を和らげていきましょう。

この記事の内容

01産後の抜け毛はいつまで続く?一般的な時期の目安

02産後に抜け毛が増える原因とは

03「これって異常?」受診を検討すべきサイン

04産後の抜け毛が気になるときのセルフケア

05産後の抜け毛ケアでよくある勘違い3選

06まとめ



産後の抜け毛はいつまで続く?一般的な時期の目安

産後の抜け毛が「いつまで続くのか」は、多くのママが一番知りたいポイントです。個人差はありますが、おおよそのスケジュールを把握しておくと安心材料になります。

抜け毛が始まる時期とピーク

産後の抜け毛は、一般的に産後2〜3か月頃から始まり、産後4〜6か月頃にピークを迎えるケースが多いとされています。人の髪にはヘアサイクル(毛周期)があり、妊娠中に成長期が延長されていた髪が、出産後に一斉に休止期へ移行することで大量の抜け毛が発生します。

1日あたり100本程度の抜け毛は通常の範囲内ですが、産後のピーク時にはそれ以上抜けることもあり、驚いてしまう方も少なくありません。

多くのママが回復を実感する時期

産後の抜け毛は、多くの場合産後6か月〜1年ほどで徐々に落ち着き始めます。新しい毛が生えてきて、産後1年〜1年半ほどで元のボリュームに近い状態に回復するのが一般的です。

ただし、授乳期間の長さや生活環境によって回復のスピードには個人差があります。「周りのママはもう治ったのに」と比較して焦る必要はありません。




産後に抜け毛が増える原因とは

産後の抜け毛がいつまで続くのかを理解するには、なぜ抜けるのかという原因を知ることが大切です。

女性ホルモン(エストロゲン)の急激な変動

最大の原因は、女性ホルモン「エストロゲン」の急激な減少です。妊娠中はエストロゲンの分泌量が通常の数十倍にまで増加し、髪の成長期が長く維持されます。そのため、妊娠中は「髪が増えた」と感じる方もいるほどです。

しかし出産後、エストロゲンは急速に妊娠前の水準まで低下します。これにより、妊娠中に抜けるはずだった髪が一斉に休止期・脱毛期に入り、短期間で大量に抜け落ちるのです。医学的には「分娩後脱毛症」や「産後脱毛症」と呼ばれ、出産を経験した女性の約半数以上が経験するとされています。

睡眠不足・栄養不足・ストレスの影響

ホルモン変動に加えて、産後特有の生活環境も抜け毛を悪化させる要因になります。

FACTOR 01

睡眠不足

夜間の授乳やお世話で慢性的に睡眠が不足すると、成長ホルモンの分泌が低下し、髪の成長サイクルに悪影響を及ぼします。

FACTOR 02

栄養不足

授乳によって母体の栄養が赤ちゃんに優先的に届けられるため、髪の成長に必要なタンパク質・鉄・亜鉛などが不足しがちです。

FACTOR 03

ストレス

育児疲れや生活リズムの乱れによるストレスは、頭皮の血行不良を引き起こし、毛根への栄養供給を妨げます。

これらの要因が重なることで、ホルモン変動だけでは説明できないほど抜け毛が長引くケースもあります。




「これって異常?」受診を検討すべきサイン

産後の抜け毛は生理的な現象ですが、すべてが「放っておけば治る」わけではありません。以下のようなサインがあれば、医療機関への相談を検討しましょう。

産後1年以上続く場合に考えられること

産後1年半を過ぎても抜け毛が明らかに改善しない場合、ホルモンバランス以外の原因が隠れている可能性があります。極端なダイエットや偏った食事を続けている場合、慢性的な栄養不足が回復を遅らせていることも考えられます。

甲状腺疾患や貧血の可能性

産後は甲状腺機能異常(産後甲状腺炎)を発症しやすい時期でもあります。甲状腺ホルモンの異常は抜け毛の原因になるため、倦怠感・体重の急激な変化・動悸などの症状が併発している場合は、内科や婦人科で甲状腺の検査を受けることをおすすめします。

また、出産時の出血や授乳による鉄欠乏性貧血も見逃せません。血液検査でフェリチン(貯蔵鉄)の値を確認してもらうと、隠れ貧血の有無がわかります。




産後の抜け毛が気になるときのセルフケア

産後の抜け毛がいつまで続くかは、日々の生活習慣によっても変わってきます。無理のない範囲で取り入れられるセルフケアを紹介します。

食事で意識したい栄養素

髪の約80〜90%はケラチンというタンパク質でできています。産後の食事では、以下の栄養素を意識的に摂りましょう。

タンパク質

亜鉛
ビオチン

タンパク質は肉・魚・卵・大豆製品に豊富で、髪の主成分であるケラチンの材料になります。1日あたり体重1kgにつき1〜1.2g程度を目安に。は赤身肉・レバー・小松菜・ひじきなどに含まれ、授乳中は特に不足しやすい栄養素です。動物性食品に含まれるヘム鉄は、一般的に吸収されやすいといわれています。

亜鉛は牡蠣・牛肉・納豆・アーモンドなどに含まれ、細胞分裂に関わるミネラルで、健やかな髪の成長に欠かせない栄養素の一つです。ビオチン(ビタミンB7)は卵黄・ナッツ類・レバーに含まれ、髪や皮膚の健康維持に関わるとされるビタミンで、不足しないよう意識したい栄養素です。

💡

ワンポイント
忙しくて食事が十分に摂れない場合は、医師や薬剤師に相談のうえでサプリメントを活用するのも一つの方法です。自己判断での過剰摂取には注意してくださいね。

頭皮をいたわるシャンプーの選び方

産後はホルモンの影響で頭皮が敏感になりやすい時期です。アミノ酸系洗浄成分(ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNaなど)を主成分としたシャンプーは、洗浄力が穏やかで頭皮への刺激が少ないのが特徴です。

一方、高級アルコール系(ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど)は洗浄力が強く、産後の敏感な頭皮には刺激が強い場合があります。シャンプー時は爪を立てず、指の腹で優しくマッサージするように洗うと、頭皮への負担を減らせます。

睡眠とストレス管理のコツ

まとまった睡眠を取ることが難しい時期ですが、赤ちゃんが寝ているタイミングで一緒に休むことを最優先にしましょう。家事の完璧さよりも、自分の体の回復を大切にしてください。

また、パートナーや家族に頼ること、地域の子育て支援サービスを利用することも立派なセルフケアです。一人で抱え込まないことが、心身の回復、ひいては髪の回復にもつながります。




産後の抜け毛ケアでよくある勘違い3選

よかれと思ってやっていることが、実は逆効果になっていることも。ありがちな勘違いをチェックしてみましょう。

NG 01

「育毛剤を使えばすぐに生えてくる」

市販の育毛剤は頭皮環境のケアを目的とした商品ですが、ホルモン変動が主因の産後抜け毛を「すぐに止める」ものではありません。過度な期待は禁物です。また、授乳中は成分によって使用を控えるべきものもあるため、使用前に必ず医師や薬剤師に確認しましょう。

NG 02

「シャンプーの回数を減らせば抜け毛が減る」

「洗うたびに抜けるから」とシャンプーの頻度を減らす方がいますが、これは逆効果になる場合があります。皮脂や汚れが毛穴に詰まると頭皮環境が悪化し、かえって抜け毛が増えるリスクがあります。大切なのは回数を減らすことではなく、優しい洗い方と刺激の少ないシャンプーを使うことです。

NG 03

「産後ダイエットを優先すべき」

体型を早く戻したい気持ちはわかりますが、産後すぐの過度な食事制限は栄養不足を招き、抜け毛を悪化させる大きな原因になります。特に授乳中は通常時よりも多くのカロリーと栄養素が必要です。体型の回復は焦らず、まずは髪と体の回復を優先しましょう。




まとめ|産後の抜け毛は一時的。焦らず正しいケアを

産後の抜け毛がいつまで続くのか不安に感じるのは、ごく自然なことです。最後にポイントを振り返りましょう。

産後の抜け毛は産後2〜3か月頃に始まり、4〜6か月でピークを迎えるのが一般的。主な原因はエストロゲンの急激な減少と、睡眠不足・栄養不足・ストレスです。多くの場合、産後1年〜1年半で自然に回復します。

タンパク質・鉄・亜鉛・ビオチンを意識したバランスの良い食事と、頭皮に優しいシャンプー選びを心がけましょう。産後1年半以上改善しない場合は、甲状腺疾患や貧血の可能性も視野に入れて受診を検討してくださいね。

大丈夫、産後の抜け毛は一時的な現象です。
どうか自分を責めず、できることから少しずつ。

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